ロイヤルガーデンホテル(阿南市)で販売されている「郷土の鳴蓮うどん」

 鳴門市の大麻町商工会が、市内外のホテルなどと連携して開発を進めていた鳴門産食材による新メニューが出そろった。細くて軟らかい「鳴ちゅるうどん」などを活用した全38品で、4月上旬から一部店舗で提供が始まった。秋ごろまでに順次発売される。

 阿南市富岡町のロイヤルガーデンホテルのレストランでは、ハスの実の粉末を入れた鳴ちゅるうどん「郷土の鳴蓮(なるはす)うどん」(税込み600円)を売り出した。レンコンやワカメなど鳴門の特産物も添えている。

 徳島市川内町のケーキ店「Maison du Patissier 白いブランコ」では、鳴門市産の古代米を使った「ゆう子のシフォンケーキ」(税込み399円)を販売している。生地に古代米を使うことで、少しもちっとした食感になっている。

 同市南田宮の鍼灸マッサージ店がプロデュースするレストラン「casual 薬膳 KITANO」は、ハスの実やレンコンを入れた古代米のおかゆ「阿波古代蓮の実デトックス薬膳粥(がゆ)」(税込み734円)を5月中旬から販売する。食物繊維が豊富なため、老廃物が体外に出る「デトックス効果」が期待できるという。

 大麻町商工会は、観光客の滞在時間を延ばし県内での宿泊につなげようと、鳴門の豊富な食材を生かした特産品メニューの開発を企画。ホテルやレストランなどに呼び掛け、賛同した31店と、鳴門市内で古代ハスや古代米を育てている「大賀蓮・古代米を育てる会」、食品業者、農家らと共に検討を進めてきた。

 中心になって取り組んできた、鳴ちゅるうどんを販売する「ウマイ」の戸川泰二販売促進課長は「鳴門の特産品が和洋中の味で楽しめる。観光客だけでなく、県内の方にも食べてもらいたい」と話している。