小松島市和田島町沖でシラス漁が本格化し、特産のチリメンを作る加工場の庭先では天日干しされたシラスが白く輝いている。
シラスはカタクチイワシなどの稚魚で、和田島漁協では4月20日から今季の漁が始まった。海岸沿いに並ぶ加工場では、早朝の漁で捕れたばかりのシラスを釜で塩ゆでした後、天日や乾燥機で乾かしてチリメンに仕上げる作業が続いている。
天日干し用のせいろにはシラスが薄く広げられ、白いじゅうたんのよう。加工場を営む鳴滝詔稔さん(54)は「ここ数年は水揚げが減っていたが、今年は好調。ぜひ味わってほしい」と話していた。
漁は8月中旬までが最盛期で、12月まで続く。