愛らしい花を咲かせ、上品な香りを振りまくギンモクセイ=つるぎ町貞光の東福寺

 つるぎ町貞光の東福寺で、町指定天然記念物のギンモクセイが愛らしい花を咲かせ、境内や周辺に上品な香りを漂わせている。見頃は25日ごろまで。

 ギンモクセイは高さ7メートル、幹周り1・7メートル。4本に分かれた幹が6メートル四方に枝を伸ばし、薄いクリーム色の花を咲かせている。沖田憲信住職(48)によると、開花は例年より10日ほど早いという。

 寺が創建された1833(天保4)年に植えられたとされ、2006年に町指定天然記念物になった。

 沖田住職は「香りを楽しみ、秋らしさを感じてほしい」と話している。