ドローンの実技試験に臨む受講者(左)=神山町鬼籠野の旧鬼籠野小体育館

 小型無人機ドローンの教習を行う広沢自動車学校(徳島市)の「広沢ドローンスクール」が20日、神山町鬼籠野の旧鬼籠野小学校体育館で初めての資格試験を行い、1期生4人が受験した。

 18日から自動車学校で講義などを受講した19~75歳が挑戦。この日は学科試験を受けた後、神山町に移動して実技に臨んだ。4人はドローンを高さ約2メートルの位置で数十秒間静止させたり、約10メートルを水平移動させたりした。

 合格者には証明書を発行。その後、申請すれば一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の「操縦技能」と「安全運航管理者」の証明証が得られる。飛行制限地域での飛行許可申請がスムーズにできるなどの利点がある。

 受験した清井良一さん(61)=小松島市江田町腰前、建設業=は「規制内容など細かなルールを知る機会になった。仕事や趣味に生かしたい」と話した。

 スクールは、自動車教習生の減少が見込まれる中、新たな事業として8月に開講した。