真剣な表情で練習に取り組む鳴門教育大のライフセービング部のメンバー=徳島市川内町の小松海岸

 鳴門教育大に4月、水辺の救助活動を目的としたサークル「ライフセービング部」ができた。同様の部活動やサークルは四国の大学で初めて。メンバーは今後、ライフセーバーの資格取得を目指し、夏場の海の安全を守る。

 ライフセーバーの資格を持ち、「徳島ライフセービングクラブ」のメンバーとして救助活動などに参加する金森優太さん(24)=鳴門市鳴門町高島、同大大学院2年=が部長を務める。部員は大学院生4人、大学生1人の計5人(男3人、女2人)。

 県内で唯一のライフセーバーの団体である「徳島ライフセービングクラブ」には、約30人が登録しているが、ほとんどが社会人で、監視・救助活動を行う際になかなか人数が集まらない。代表の源純夏さん(37)が、学生の力を借りたいと金森さんに協力を依頼した。

 金森さんと賛同した4年の高山あかねさん(21)=同市鳴門町高島=と大学院2年の関口繭華さん(23)=同=との3人で立ち上げ、その後、2人が加わった。

 練習は週1回、徳島市川内町の小松海岸で行っている。源さんの指導の下、救助用ボードやチューブを用いた救助法を学んでいる。水泳歴15年の高山さんは「波があり、天候も変化する中で人を救助するのは予想以上に大変」と話す。

 金森部長は「いざというときに、人命救助に動ける人が増えるよう、活動していきたい」と抱負を語った。