[上]みまからトウガラシの苗を植える生徒たち[下]雨水や水道水をためるタンク=いずれもつるぎ高

 つるぎ高校(つるぎ町)の生徒が、太陽光や風力発電、雨水を利用した自動散水システムを作り、美馬市特産の薬味「みまから」の原料となる青トウガラシの栽培に取り入れている。栽培は前身の美馬商業から続く地域振興の取り組みで、2014年度に統合した貞光工業の流れをくむ学科の生徒が協力した。

 青トウガラシの栽培は地域ビジネス科の課題研究の一環。プールと弓道場の間のスペース(幅約0・8メートル、長さ約20メートル)に、土や肥料を入れたコンテナを並べて育てている。

 自動散水システムは地中の水分量をセンサーで感知し、水道水をまく仕組みで、電気科の生徒が14年度に開発した。今年は水道水に加えて雨水も利用できるように改良。弓道場の屋根に降った雨をタンクにためて使う。

 動力の電源は全て太陽光や風力による自家発電で賄っており、周辺に太陽光パネル(1時間当たり最大100ワット)と風車(同600ワット)を設置している。

 今年の苗植えは4月25日に同校であり、地域ビジネス科3年の22人が県西部県民局美馬農業支援センターの職員に教わり、トウガラシの苗30株を植えた。7~9月に90キロが収穫できる見込み。収穫後はトウガラシを使った菓子などの商品開発を行う。

 同科の井関なつみさん(17)は「丹精込めて育て、新たな特産品として、みまからトウガラシの特長を生かしたスイーツを開発したい」と話した。