今春の女性新入社員は出世意欲が強い-。阿波銀行経営相談所(徳島市)が県内企業の新入社員を対象に実施した意識調査で、このような姿が浮かび上がった。経営相談所は「国を挙げて女性の活躍を推進しており、意識に変化が表れているのではないか」としている。

 調査は同相談所が、3、4月に開いた新入社員セミナーの参加者を対象に行い、413人(男性227人、女性186人)が回答した。

 出世については「経営者や役員を目指したい」との回答が前年比2・4ポイント増の22・0%。男女別では、男性は26・0%と2ポイント減だったのに対し、女性は17・2%と10・9ポイント増えた。一方、「出世しなくても好きな仕事を楽しくやりたい」は2・4ポイント減の30・5%。男性が1・7ポイント増の27・3%、女性は10ポイント減の34・4%となった。最多は「人並みに出世したい」で4・7ポイント減の37・3%。男性が5・1ポイント減の37・4%、女性は4・2ポイント減の37・1%だった。

 会社への帰属意識については「定年まで働きたい」が4・5ポイント増えて53・3%。特に女性は7・6ポイント増の41・4%だった。「自分に向かないと思えば転職したい」が1・9ポイント減の17・9%、「条件のよい会社があれば転職したい」が0・9ポイント減の11・9%となった。

 県内企業に就職した理由は、「徳島から離れたくなかったから」が4・2ポイント増の26・4%で前年の2番目からトップになった。「自分に適している企業があったから」は2・8ポイント減の21・8%、「生活面でゆとりができるから」が2・2ポイント増の18・9%と続いた。