徳大病院(右上)と敷地が一体化された県立中央病院のイメージ図

 隣接する徳島大学病院(徳島市蔵本町2)と県立中央病院(同町1)を隔てる塀を撤去し、駐車場などの敷地を一体化させる工事が2018年度末にも終わる見通しとなった。敷地の有効活用策もほぼ固まり、災害時の連携、国道192号の渋滞緩和にもつなげる。両病院の連携を深めて県内医療の拠点とする総合メディカルゾーン(MZ)整備の一環。

 県病院局は、中央病院北側の駐車場を4区画に分け、16年1月から工事に着手。徳島大側も16年度に一部の工事を発注して工事に入る。18年度末には病院間のブロック塀約80メートルが撤去され、双方の敷地を結ぶ車道と屋根付きの歩道が完成する見込み。

 現在それぞれ異なっている駐車場の料金体系を統一するほか、駐車場ゲートを敷地内部に移設。これまで病院に入る車が国道まで連なって引き起こしていた渋滞の緩和を図る。

 また災害時の連携を想定し、中央病院の駐車場の一部は車止めを置かず、ヘリポートや緊急車両用の駐車場として活用。同病院玄関前の大屋根スペース周辺は、負傷者の治療の優先順位を決めるトリアージを両病院が共同で行う場所にする。

 中央病院側の総事業費は約6億円。徳大病院側は旧外来診療棟の解体も含め約11億円。徳大病院は旧外来診療棟の跡地を生かし、路線バスが乗り入れられる大型のロータリーも設ける。

 県の香川征病院事業管理者は「敷地の一体的な活用を図り、総合MZのコンセプトの一つである効率的な運営を進めたい」と話している。