縁台作りを体験する参加者=佐那河内村の佐那河内中学校旧校舎

 佐那河内村の地域活性化グループ「宮前笑会」は、村から姿を消しつつある民家軒先の縁台作りを体験するワークショップを同村下の佐那河内中学校旧校舎で行った。伝統文化を継承するのが目的。同グループは出来上がった縁台を見て回る村歩きのイベントを22日に開く。

 農作業や夕涼みなどに用いられる縁台は、村では「いっきゃく」と呼ばれる。かつては村中で見られたが、徐々に減っており、文化を残そうとグループが企画した。

 ワークショップでは住民20人が地元の大工3人から手ほどきを受けて縁台作りに挑戦。スギの加工材を組み合わせ、かなづちで打ち込んだり、のこぎりで余分な部分を切ったりして高さ45センチ、幅180センチ、奥行き90センチの10台を仕上げた。完成品は希望する家庭に貸し出したり、イベントに活用したりする。

 賀川良和さん(48)=同村上、建設業=は「力を合わせて楽しく作業ができ、大工の技術も間近に見ることができた。どう使われるか楽しみ」と話した。

 グループは22日午前9時半から「いっきゃくめぐりウオーキング」を開く。村の各所に展示した縁台を巡ったり、伝承料理作りを体験したりする。希望者は20日までに申し込む。先着50人。無料。申し込みは宮前笑会<電090(6884)3318>。