徳島は縦書き(右側)、高知は横書きと異なる2013年の参院選候補者届出書

 憲政史上初めて合区となる「徳島・高知」選挙区(改選数1)で行われる参院選を控え、選挙に必要な公給物品や選挙公報などの準備に県選管職員が神経をとがらせている。縦書きと横書き、文字や写真のサイズ、印影の位置…。届け出書類一つを取っても徳島、高知両県で様式が異なり、職員は統一した様式づくりに追われている。

 徳島県選挙管理委員会によると、立候補に必要な届け出書類は立候補届や選挙事務所の設置届など約20に上り、その全てがこれまでは徳島が縦書き、高知が横書きだった。

 定番の「選挙の七つ道具」でも違いがあり、例えば街頭演説で用いる標旗は高知(縦80センチ、横40センチ)より徳島(縦120センチ、横40センチ)が一回り大きい。

 さらに細かい点を挙げると、各道具には選管が候補者に配布したことを証明する選管の印影を付けてあるが、印影を文字と離している徳島に対し、高知は重ねている。

 候補者の公約や経歴が記載された選挙公報にも微妙な差がある。両県とも候補者1人当たりの紙面割合は変わらないが、文字や写真のサイズが異なる。

 両県の合同選管は会合や事務協議を通じて、これら異なる様式を一つ一つ統一していく作業を進めているが、その方法は「どちらかの県に合わせるというよりは、合同選管として一つのスタイルを作る」。

 ただ、参院選が近づく中でまだこれから統一様式を決めなければならないものも多い。徳島県選管職員の一人は「両県で差異がないよう入念な確認と統一作業を進める。ただこれまでの選挙と比べ、細かな部分まで違うのでとても気を使います」と話している。