おいでなし庭のあずまやに座ってくつろぐ住民=阿波市阿波町東原の市阿波支所

 阿波市阿波町東原の市阿波支所に、かやぶき屋根のあずまやのある和風庭園「おいでなし庭(てい)」が27日までの期間限定でお目見えした。同市土成町吉田の庭師吉野正士さん(49)が作った。休憩スペースとして立ち寄ってもらい、来場者に山村の懐かしい風情を楽しんでもらう。

 庭園は奥行き6メートル、幅8・5メートル。クヌギやカシなど約30本の木を植え、コケの生えた土、雑草、石を配置した。自然にあるような風景を表現し、かまどや土塀も設けた。あずまやは3メートル四方の大きさで、休憩用の椅子を置いている。

 市内のガーデニング愛好家が自宅庭を一般開放する催し「阿波オープンガーデン」(14~16日)に合わせて憩いの場をつくろうと、市観光協会が吉野さんに相談し実現。吉野さんと一緒に仕事している庭師や左官工ら13人で、1週間ほどかけて仕上げた。

 開催期間中は、案内所だった同支所に訪れた人が一休みしていた。多くの人に見てもらおうと、27日まで継続することにした。

 吉野さんは「かつて山村で見られた素朴な庭を表現した。ゆっくりくつろぎながら、田舎の暮らしの豊かさを感じてほしい」と話している。