砂浜に埋まっていたアカウミガメの卵=海陽町の大里松原海岸

 海陽町の大里松原海岸で19日、アカウミガメの産卵が今季初めて確認された。昨季より16日早かった。日本ウミガメ協議会(大阪府枚方市)によると、今季の産卵は徳島県内で初めて。

 「大里松原ウミガメを守る会」の中川道生会長(67)が19日朝、波打ち際から約70メートルの砂浜に小さなくぼみを見つけた。深さ約50センチまで掘ったところ、アカウミガメの卵が130個確認された。卵は波に流されないよう人工ふ化場に移した。

 中川会長は16日に海岸沿いを散歩していた際、ウミガメの足跡を発見しており「その日に産卵した可能性が高い」とみている。その日は人工ふ化場の受け入れ環境が整っていなかったため、掘り返すのを見送っていた。

 7月中旬以降にふ化する予定で、生まれたら海に帰す。中川会長は「6月上旬には上陸のピークを迎える。これからが楽しみ」と話している。

 同海岸には昨季、10匹が上陸し、うち5匹の産卵が確認された。