三好市役所「本庁舎棟」の予定地となる池田栄町バスターミナル広場=同市池田町サラダ

 本庁舎の移転新築を計画していた三好市は、本庁舎棟を池田栄町バスターミナル広場(同市池田町サラダ)に建設する方針を決めた。現在の本庁舎跡地(同町シンマチ)には300~500人収容のホールを中心とする「多目的ホール棟」を新たに整備する。本庁舎棟は2019年度、多目的ホール棟は20年度の利用開始を目指す。事業費は、15年3月に公表した基本構想の段階から約10億円増え、計約40億円と見積もっている。

 整備基本計画案によると、本庁舎棟は約4500平方メートルの敷地に建設。現在、本庁舎や分庁舎、市教委、保健センターなど10カ所に分散している行政機能のうち、水道課の一部を除いて集約する。延べ床面積は7500平方メートルで、延べ3300平方メートルの現本庁舎の約2・3倍となる。

 バスターミナルは敷地内に設ける方向でバス事業者と検討する。分庁舎や保健センターなどの活用方法は決まっていない。

 市民の交流の拠点と位置付ける多目的ホール棟は、現本庁舎と旧池田消防署の跡地計約2500平方メートルに建設する。延べ床面積は約1500平方メートルで、ホールのほかに会議室などを整備。災害時には支援物資の保管場所などとして活用する。

 事業費が増えたことについて、市は「建築資材や人件費が高騰したため」と説明している。財源は合併特例債25億円と合併時から積み立ててきたまちづくり基金15億円を充てる。

 17年度に着工する予定。新本庁舎が完成後、現本庁舎を解体してからホール棟の建設に取り掛かる。

 現本庁舎は1973年に完成。2014年に行った耐震診断の結果、震度6強~7の地震で倒壊する危険性が高いと判定された。

 市は20日~6月19日に市のホームページなどで計画案を公開し、パブリックコメント(意見公募)を行う。同月中に基本計画を策定する。