野口雨情の歌碑を紹介する冊子

 詩人野口雨情(1882~1945年)をしのんで徳島県内7市町の22カ所に設置された歌碑を紹介するパンフレット「雨情歌碑めぐり」(A3判)が完成した。県内の文学関係者らでつくる「歌碑を建てる会」が、徳島にまつわる雨情の作品に親しんでもらおうと約2千部作製。徳島市新町橋の阿波おどり会館や各種イベントなどで観光客らに無料配布する。

 パンフレットでは、歌碑の完成時期や大きさのほか、刻まれた小唄、雨情が詠んだ状況について写真を添えて紹介している。

 歌碑は1965年2月、阿波市阿波町の2カ所に初めて設置された。その後も地元教育委員会や住民団体などが雨情が詠んだ地に建て、15カ所の歌碑には雨情の直筆が刻まれている。

 童謡「しゃぼん玉」「七つの子」の作詞などで知られる雨情は、徳島を3回訪れて風景や名所、産業について詠んだ。

 「歌碑を建てる会」が2016年2月、徳島市内に設置したのを機に、冊子をまとめた。同会会員の溝渕匠さん(88)=吉野川市鴨島町知恵島=は「歌碑を巡って子どもの頃に親しんだ曲に触れてほしい」と話している。

 同会は29日、県西部の歌碑を訪れるバスツアーを行う。問い合わせは同会事務局<電088(622)3351>。