淡いピンクの花を咲かせたジンリョウユリ=神山町

 城西高校神山分校(神山町)の生徒が増殖・保護活動をしている国の絶滅危惧種ジンリョウユリが、今年も町内の山林で淡いピンクの花を咲かせた。20日には生活科の2年生8人が現地を訪れ、観察会を行った。

 生徒たちは、球根を植えている山林の斜面で10本の開花を確認。周辺でも、花を咲かせている10本を見つけた。球根から成長して花を付けるまでに4、5年かかるとあって、生徒たちはかれんな花を慈しむように見詰めていた。

 木下ほのかさん(16)と渡辺愛海さん(16)は「一輪でも存在感がある。咲いた花を見ると、保護活動にも力が入る」と話した。

 ジンリョウユリは1937年、地元出身の植物学者・伊延敏行が同町神領で見つけ、命名した。同校は93年から増殖に取り組んでおり、これまでにバイオ技術で育てた球根約1500株を山林に植えてきた。