徳島県内の大学教員や企業代表を務める女性4人が、地方創生の機運を高める活動「vs東京 ウーマンプロジェクト」を始めた。第1弾は、県が誘致を提案する消費者庁移転の取り組みのPR。県のマスコットキャラクター・すだちくんをあしらったバッジを配布するなどして、移転のメリットを呼び掛ける。
プロジェクトを主導するのは、四国大短期大学部の加渡いづみ准教授や、「渦の道」などの指定管理者・ネオビエントの藍原理津子社長ら。子育て支援サークルや女性経営者にも協力を求め、活動の輪を広げる。
消費者庁誘致のPRでは「Women Project(ウーマンプロジェクト)」の頭文字「WPjt」とすだちくんを描いたバッジ千個を作製。22日に徳島市のホテルクレメント徳島である地方創生シンポジウム「消費者庁を徳島へ!」(徳島新聞社主催)の来場者に配り、誘致のメリットや必要性を訴える。
5月中にフェイスブック(FB)のページも開設し、豊かな自然など徳島の魅力を発信。地方で暮らし、働くメリットも訴えていく。加渡准教授は「女性の目線から徳島の魅力をアピールし、地域を盛り上げていきたい」と話している。
こうした取り組みについて県地方創生推進課は「県民が新たな行動を起こしてくれることに感謝する。この心強い取り組みを糧として徳島移転の早期実現につなげられるよう、全力を尽くす」としている。