出張取材に向け、落合園長(右端)と打ち合わせる園児=徳島市のナーサリー富田幼児園

 三重県で開かれる主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を前に、ナーサリー富田幼児園(徳島市富田橋5)の園児が21、22両日、同県内で取材活動を行う。集めた情報は英字新聞にして、サミット取材に訪れる海外メディアなどに配ることにしている。

 「記者」は5歳と6歳の5人。21日は伊勢神宮(伊勢市)などの観光名所やグルメを取材し、22日は津市で、30歳以下の若者が世界平和や環境問題などをテーマに議論する「G7ユースサミット」を視察する。

 園児が書いた記事を大学生ボランティアらが英訳し、6ページ程度の新聞を数百部製作する。新聞はユースサミットの関係者に郵送し、伊勢志摩サミットが開かれる26、27両日、伊勢市にある各国記者の取材拠点「国際メディアセンター」で配ってもらう。

 同園は園児の社会性や思考力を養おうと、幼児教育に新聞を活用。2012年から月1回程度、興味を持った記事に感想を添えるなどした「こども新聞」を作っている。落合輝紀園長(33)がユースサミットの運営団体の一つに所属していることから、出張取材を初めて企画した。

 園児らは21日午前、三重県に向けて出発した。大谷佳弘ちゃん(6)は「いろんなものを見たり聞いたりするのが楽しみ」と意気込む。落合園長は「子どもたちが社会への関心を高めるきっかけになれば」と話している。