那賀町横谷の四季美谷温泉で21日、同町木沢地区で地域おこし活動に取り組む住民ら4人による「今!木沢が熱い」と題した報告会があった。
4月にゲストハウスを開設した元町地域おこし協力隊の桑高仁志さん(37)、協力隊員で小型無人機ドローンの活用を模索する喜多幸治さん(46)、紙幣の原料となるミツマタの栽培と加工を行う木沢林業研究会の亀井裕人さん(38)、同温泉料理長でジビエ料理の普及に努める中田雅之さん(55)が登壇した。
亀井さんは、収穫から加工までの作業を動画で紹介。「ミツマタはシカの食害に遭わない上、軽量で栽培も容易なので高齢者でも作業の負担が少ない。紙幣のほか、和紙などへの需要もある」と述べ、今後も生産拡大を図る考えを示した。
報告会は、同温泉の新緑祭の一環として開かれ、約30人が耳を傾けた。