完成した動画を確認する横石社長(左)と大畑さん=上勝町福原のいろどり

 上勝町の第三セクター・いろどりは、葉っぱを日本料理のつまものとして商品化した「彩」の海外プロモーション用動画を作った。字幕は英語、フランス語、タイ語の3カ国版があり、日本料理での使われ方や適切な保存方法を紹介。展示会や商談に活用し、海外での取引拡大につなげたい考えだ。

 動画は約7分で、上勝町の映像制作・イベント企画会社「上勝開拓団」が手掛けた。東京・銀座の日本料理店が登場し、「料理の中で季節を表現している」などと日本料理の特徴を伝え、彩商品が添えられた料理の数々が映し出される。

 上勝町で彩農家がツバキの葉を収穫しているシーンもあり、「きれいな葉を選別し、大きさをそろえて出荷している」などと紹介。出荷時に葉っぱの下に敷かれているスポンジに水を吹きかけ、水分を補充した上で冷蔵庫に入れるといった保存方法についての説明もある。

 いろどりはこれまでフランス、ドイツ、タイの3カ国の展示会に参加。試験輸出の際などにも横石知二社長らが現地の日本料理店やバイヤーを訪れて商談を重ねており、既に6カ国に輸出を果たしている。

 ただ食用ではなく、飾りの葉っぱを使うことに対する理解が得られにくく、商談に成功しても保存方法が分からずに腐らせてしまうトラブルもあった。このため県補助金を活用し、海外向けビデオを作った。

 いろどりで輸出事業を担当する大畑悠喜さん(29)は「動画を通して、四季を表現する日本料理に欠かせないつまものの魅力を、海外の人にも理解してもらえれば」と話している。