2015年度の徳島県内の犬猫殺処分数は、前年度より111匹少ない1489匹だったことが、徳島県動物愛護管理センターのまとめで分かった。しかし、猫の殺処分数に限って見れば、51匹増の837匹に上り、3年ぶりに前年度を上回った。センターは、依然として放し飼いが多いことが繁殖を招き、殺処分の増加につながったとみている。

 犬の殺処分数は、前年度比162匹減の652匹だった。センターに収容された犬猫全体の数は、犬が1匹減の455匹だったのに対し、猫は214匹増の1056匹と、収容数でも3年ぶりに前年度を上回った。

 このうち新しい飼い主に譲渡されたのは、犬が37匹増の358匹、猫は168匹増の249匹に上った。センターでは、これまでほとんど殺処分していた生後間もない犬猫をボランティアに1、2カ月世話してもらい、自ら餌を食べられるようになればセンターに譲渡用として返してもらう事業に15年度から乗り出しており、この取り組みが譲渡数を押し上げたとみている。

 県は動物愛護管理推進計画で、15年度の殺処分目標を犬猫合わせて1100匹としていたが、達成できなかった。引き続き市町村と連携し、犬猫の避妊の促進などに取り組む。

 センターは猫の殺処分数が増えたことを受け、「放し飼いは繁殖につながるだけでなく病気にも感染しやすくなる。長生きさせるためにも室内で飼ってほしい」と呼び掛けている。