2016年4月の熊本地震で被災した熊本県の子どもと徳島県の子どもがキャンプ生活を通じて災害時に生き抜く力を育む「あの日を学ぶ 交流の輪2018」(NARUTO総合型スポーツクラブ主催)が22日、鳴門市瀬戸町の島田島で始まった。24日まで。
熊本市や鳴門市などの小学3年~中学1年の計28人が参加。休校中の島田幼稚園の園庭にテントを張り、裏山で夕食の食材の引換券を集めるハイキングをしたり、竹を削って箸を作ったりした。夕食にはコメを炊き、タイの塩釜焼きなどを作った。
熊本の子どもたちは「就寝中の強い揺れに恐怖を感じた」などと発生当時の様子を伝えた。鳴門西小4年の安原陽奈さん(9)は「南海トラフ巨大地震に備え、避難の仕方や心構えなどをしっかり学びたい」と話した。
23日はレンコンの収穫やウチノ海でのいかだ釣りを体験し、24日午前に解散する。