海部きゅうり塾に参加した(右から)湯浅さん、松田さん、伊藤さん=海陽町のJAかいふ海部事務所

 海部郡特産の促成キュウリの新規就農者を育成する「海部きゅうり塾」の今年の開講式が24日、海陽町野江のJAかいふ海部事務所であった。海部郡での就農を目指して県外から移住した男女3人が2017年3月までの間、栽培技術や経営の方法などを学ぶ。

 今年の受講生は、埼玉県所沢市のハーブ農家伊藤千尋さん(33)、静岡県御殿場市の会社員湯浅篤志さん(32)、大阪府東大阪市の同松田泰葉さん(32)。

 開講式には約20人が出席し、受講生を代表して伊藤さんが「積極的に学び、早く一人前のキュウリ農家として自立できるよう努力します」と宣誓した。

 塾は、従事者の高齢化で生産量が落ち込んでいるキュウリ産地の再生を図ろうと、県と海部郡3町、JAが進める「きゅうりタウン構想」の一環。受講中は生活費が支給され、受講生は県南部で暮らしながら、栽培実習や講義を通してノウハウを吸収する。

 事業費は1800万円。うち1400万円は国の地域創生人材育成事業を活用し、県と3町、JAが計400万円を負担する。

 15年に続いて2回目で、同年は受講した9人のうち4人が海部郡でキュウリ農家になった。