くるくが考案した「木頭アメゴバーガー」=那賀町木頭南宇

 那賀町木頭南宇のコミュニティーカフェ「柚冬庵(ゆとうあん)くるく」が、地元産のアメゴを使った「木頭アメゴバーガー」を考案した。隠し味にユズこしょうを加えており、木頭ならではのご当地バーガーとして育てていきたい考えだ。29日、農村舞台公演が催される同町拝宮(はいぎゅう)の白人(しらひと)神社境内で試験販売する。

 アメゴを三枚におろしてフライにし、ユズこしょう入りのタルタルソースを絡めて、地元産のレタスやタマネギと一緒にマフィンで挟んだ。軟らかい食感で、ほどよい甘みのソースがくせのない「渓流の女王」の味を引き立てている。

 くるく代表の榊野瑞恵さん(55)と町地域おこし協力隊の小杉遥奈さん(30)、小林佳奈さん(22)が「アメゴを素材にして木頭の魅力が詰まったバーガーを」と、レシピを考えた。6日にくるくで試食会を開き、参加した地元住民からは「くせがなく、さっぱりしている」「高齢者にも食べやすい」などの声が相次いだ。

 農村舞台公演は29日午前11時~午後3時。木頭アメゴバーガーは500円で売り出す。同公演以降も、町内で開かれるイベントなどでの販売を検討する。

 榊野さんは「アメゴやユズなど地元の産品を使った商品を開発し、6次産業化を進めれば、地域活性化につながる。好評なら第2弾、第3弾のバーガーも考えたい」と話している。

◎ジビエのレストラン、今年もお目見え

 那賀町拝宮の白人神社境内で29日に催される農村舞台公演で、今年も1日限りの「杜(もり)のレストラン」がお目見えする。ジビエ(野生鳥獣肉)料理や地元の伝統的な食事が味わえ、主催する阿波農村舞台の会は「心尽くしの料理に舌鼓を打ちながら、人形浄瑠璃を楽しんでほしい」と利用を呼び掛けている。

 当日は境内に屋台を構え、町特産のユズを使ったちらしずし「かきまぜ」、おはぎ「はんごろし」といった郷土料理をはじめ、シカ肉を使った「鹿サラミドック」を売り出す。今年は、1人用の屋根付き販売台を抱えた売り子が会場を巡回する「えびすさんの移動屋台」も登場するなど、趣向を凝らしたもてなしを用意している。

 公演は午前11時から。地元の丹生谷清流座が寿二人三番叟(ことぶきににんさんばそう)を披露するほか、拝宮谷農村舞台保存会などの「えびす舞」、松茂町のふれあい座の「壷坂(つぼさか)観音霊験記 沢市内の段」なども上演される。