太布の糸づくりに挑戦する新人職員=那賀町木頭和無田の太布庵

 那賀町の新人職員ら16人が26日、同町木頭地区で古代布・太布(たふ)の機織り体験やSO(サテライトオフィス)の見学などを行った。5町村が合併し県内の町村で最も面積が広いことから、各地に出向いて産業や文化などに触れ、理解を深めてもらうのが目的で、本年度から始めた。木沢、上那賀地区でも実施する。

 後藤交峰木頭支所長が管内の地理や概要を説明した後、地区を巡回。和無田の工房「太布庵」では、地元の阿波太布製造技法保存伝承会のメンバーに教わって太布織りに挑戦した。

 デジタルコンテンツ配信会社「メディアドゥ」(東京)の木頭事業所では、社員から業務内容などの説明を受けた。支所職員による鳥獣害被害についての講義もあった。

 4月から町教委文化振興室で文化財保護などを担当している的場亮介さん(20)は「資料で知るのと、実際に体験するのとでは自分の中の受け止め方が違う。今後の業務に生かしたい」と話した。