海正八幡神社の秋季例祭で激しくぶつかり合うだんじり=2015年10月、阿南市橘町幸野

 徳島県教委は26日、阿南市橘町の海正(かいしょう)八幡神社の秋季例祭行事を県無形民俗文化財に指定することを決めた。だんじりやみこしなど多彩な行事が総合的に行われ、地域一丸となって伝承している点が評価された。指定日は6月6日の予定。

 海正八幡神社の秋季例祭は江戸時代末期には既に始まっていたとされる。毎年10月1~3日の3日間行われ、重さ約4トンのだんじり同士をぶつけ合う鉢合わせや、大名行列を模した宿振(しゅくふ)り、みこし巡行、獅子舞など、さまざまな行事を通じて海上の船の安全や大漁を祈願する。

 行事は町内4地区の氏子組織が運営。だんじりのおはやしを小学生、宿振りや獅子舞を高校生、女だんじりや巫女(みこ)舞を女性が務める形で幅広い年代の男女が関わっており、住民同士の絆を強める機能も果たしている。

 県指定の無形民俗文化財は15件となる。