県南部の沿岸で秋本番を告げるイセエビ漁が解禁され、漁港が活気づいている。漁期は来年5月14日まで。
牟岐町中村の牟岐町漁協では、組合員が前日の昼に仕掛けた網を早朝に引き揚げ。次々と漁港に運び込み、重量別に手早く仕分けている。1匹150~250グラムの中型が多いという。
漁協の昨季の総水揚げは8トン。春頃に成熟前のエビが多く掛かったため、今季は同程度か微減を見込んでいる。市場取引価格は1キロ4千~5千円の見込み。
漁期の県南部では、美波町由岐地区の「伊勢海老の市」(30日)など産直市が各所で開かれる。