観察会で飛び交うホタルを楽しむ来場者=吉野川市美郷川俣

 ホタル生息地として国の天然記念物に指定されている吉野川市美郷地区で28日、第30回美郷ほたるまつり(実行委主催)が始まった。同地区を流れる川田川には無数のホタルが飛び交い、家族連れや写真愛好家らが幻想的な光のショーを楽しんだ。

 午後7時半から開かれた観察会には約40人が参加。美郷ほたる館(美郷宗田)の武田彰仁館長らの案内で観賞スポット3カ所を約1時間かけて巡った。各ポイントでは、ホタルの生態について説明を受けながら優雅に舞う光の軌跡にうっとりしていた。

 兵庫県西宮市から家族4人で訪れた渕尻さくらさん(6)は「手を出したら何度も止まってくれた。とてもきれいだった」と満足そうだった。

 同館前では吉野川市の音楽愛好家によるバンド演奏もあり、会場を盛り上げた。開幕に先立ち、四国大生や地元住民ら計90人が会場周辺の草刈りやごみ拾いに汗を流した。

 まつりは、6月12日まで。梅の種飛ばしゲームや獅子舞、箏曲家の演奏会などが開かれる。