急傾斜地農法の農具の使い方を説明する町職員ら=貞光小

 つるぎ町貞光の貞光小学校で26日、地元の歴史や産業を学ぶ授業があり、世界農業遺産登録を目指す「剣山山系の急傾斜地農法」などについて、4~6年生約100人が理解を深めた。

 町商工観光課の大島理仁係長(39)と、町地域おこし協力隊の榮高志さん(34)が講師を務めた。2人は、崩れてきた傾斜地の土を持ち上げる農具「サラエ」の使い方や、刈り取ったカヤを束ねて円すい状に積み上げる「コエグロ」の作り方を説明した。

 町内の工業団地に立地する紙おむつメーカーや鶏肉加工会社などの企業や、西山古墳、江ノ脇古墳といった文化財の紹介もあった。

 急傾斜地に畑地をつくるために積まれた石垣や、茶畑、キウイ畑が広がる農村の風景を撮影したパネル展示もあり、子どもたちは興味深そうに見ていた。

 6年の永尾敦君(11)は「急傾斜地農法については知らないことが多かったので、詳しく調べてみようと思った」と話していた。