県内外のバンドなどがライブを繰り広げた熊本地震のチャリティーイベント=徳島市の新町橋東公園

 熊本地震の被災地を支援するチャリティーイベント「災害支援プロジェクト TAKEACTION!」が29日、徳島市のしんまちボードウオーク一帯であり、大勢の親子連れらが欧風産直市「とくしまマルシェ」と合わせて行われた音楽ライブを楽しんだ。

 新町橋東公園と新町川水際公園に設けられたステージでは、県内外のロックバンドやフォークデュオ28組がオリジナル曲などを披露した。ステージ近くには募金箱が置かれ、出演者が曲の合間に協力を呼び掛けた。
 マルシェには農産物や加工品を扱う79店が出店し、チャリティー缶バッジの販売もあった。徳
 島市南佐古七番町、会社員西岡万里奈さん(25)は「被災地のことを忘れないようにしたい」と話した。

 イベントはマルシェの運営事務局と音楽イベントを企画・制作する「ワールドエキゾチカ」が開いた。募金や缶バッジの売り上げ、出店料の一部が被災地支援の活動団体に寄付される。

◎美馬でもコンサート 踊りの名手と三味線の会共演

 徳島市の三味線グループ・阿波ぞめき渦の会が29日、熊本地震と東日本大震災の復興支援コンサートを美馬市脇町のオデオン座で開いた。阿波踊りの名手四宮生重郎さん(88)=徳島市南新町2=も加わり、約200人が弾んだ音色と踊りの共演を楽しんだ。

 渦の会は「五木の子守歌」「斉太郎節」など被災地に伝わる曲をぞめき調に演奏したほか、阿波踊りやフラダンスを披露。四宮さんはコンサート最後の総踊りに参加し、手足を軽やかに運んで名手の技を披露した。

 美馬市脇町猪尻、無職河野正博さん(76)は「三味線の演奏や四宮さんの踊りは最高だった。被災地には少しでも早く復興してほしい」と話した。

 会場では、熊本地震の被災者向けの募金を呼び掛け、約7万円が集まった。日本赤十字社県支部を通じて被災地に送られる。