クルーズ客船「ゴールデン・プリンセス」から下船した台湾人観光客ら=午前7時半すぎ、小松島市の赤石岸壁

 英領バミューダ船籍のクルーズ客船「ゴールデン・プリンセス」(全長290メートル、10万8865トン)が30日朝、小松島市豊浦町の徳島小松島港赤石岸壁に初寄港した。乗客は台湾人を中心に約2500人を数え、このうち1930人が観光バス52台に分乗して県内各地に繰り出した。2千人を超える訪日外国人旅行客(インバウンド)が客船で徳島を訪れるのは初めて。

 同船は5月26日に台湾・基隆港を出港して石垣島(沖縄県)や神戸市を訪問し、台湾に戻る途中で徳島県に立ち寄った。赤石岸壁にはこの日午前7時に着岸した。

 午前7時20分ごろ、ホテルのような優雅な船体から乗客が班ごとに下船し、用意された観光バスに乗り込んで鳴門公園(鳴門市)や脇町のうだつの町並み(美馬市)などを巡るツアーに出発した。香港から来た無職アニータ・ユエンさん(66)は「日本には何度も来たことがあるが、四国は初めて。今日も楽しみたい」と話し、バスに乗りこんだ。

 船内では正午すぎに歓迎式典があり、飯泉嘉門知事らが船長に歓迎のあいさつを述べた。同船は午後6時に徳島を離れ、油津港(宮崎県)を経て6月2日に台湾・基隆港に帰港する。