麦が黄金色に熟す時季「麦秋」を迎え、徳島県内で麦の収穫が本格化している。
美馬市美馬町内の約2ヘクタールで栽培している農業西村保さん(80)=同町谷尻=は、同町谷ヨリ西の麦畑でこうべを垂れた高さ80センチほどの小麦をコンバインで刈り取っている。
機械で乾燥させて30キロずつ袋に詰め、県主食集荷協同組合を通じて徳島市の食品製造会社に販売される。美馬市内では6月中旬まで収穫作業が続く。
31日午前の徳島県内は、高気圧に覆われて各地で気温が上がった。徳島地方気象台によると、美馬市穴吹町で午前11時54分に30・0度を観測して30度以上の真夏日となった。このほか正午までに那賀町木頭出原で29・9度、徳島市で26・0度を記録し、6観測地点で25度以上の夏日となった。