徳島大生の県内就職率アップに向け、同大は新たな教育計画「とくしま元気印イノベーター教育プログラム」を設けた。徳島への理解や愛着を促す講義を通じて、県内就職率を2014年度の34・4%から19年度までの5年間で10ポイント引き上げるのが目標。16年度から全学部の1年生に導入している。

 教育プログラムは「地域理解のための教育科目」と「専門教育プログラム」に大別している。

 地域理解のための教育科目(2単位)は、主に1年生が履修。「空海と歩く~歩き遍路の世界」など、徳島の文化や環境に関連する教養教育科目(一般教養)27科目の中から1科目を取得した後、専門教育プログラムに進む。

 専門教育プログラム(16単位)は2年生以以上が履修する。各学部の専門科目で構成し、同大は17年度の導入に向けて内容を検討している。

 県内の企業や事業所で約1カ月、職業体験する「寺子屋式インターンシップ」(2単位)も盛り込んでいる。全プログラムを終えると、修了証が交付される。

 徳島大は、就職活動の際に、修了証を活用できるような制度の導入について企業などと検討していく。

 教育プログラムの受講は任意。取得した単位の一部は、卒業に必要な単位として認められる。現在、プログラムに参加しているのは1年生1327人。最短で19年春に就職する。

 総合科学部1年の河野あさなさん(18)は「県内での就職を考えているので、就活で役に立つなら最後まで挑戦してみたい」と話している。