「釜屋」で、ガイドの説明に聞き入る参加者=鳴門市鳴門町の福永家住宅

 鳴門市鳴門町高島の国指定重要文化財「福永家住宅」が5日、一般公開され、約230人がかつて鳴門で盛んだった製塩業の歴史などを学んだ。

 約10人ずつのグループに分かれ、ボランティアガイドの案内で見学。屋敷横にある入り浜塩田や、海水を濃縮して作った塩分濃度の高い塩水「鹹水」を煮詰める「釜屋」、できた塩を袋詰めしていた「塩納屋」などを見て回り、熱心に説明に聞き入っていた。

 鳴門西小3年の池脇菜央さん(8)は「塩を作るのにそんなに手間がかかっていたとは驚いた」と話した。

 地元のNPO法人ボランティア鳴門西が来場者に「鳴ちゅるうどん」を振る舞うサービスもあった。

 福永家住宅は塩田、製塩施設、居宅が残る全国唯一の施設で、1976年に国重文に指定された。