外国人らとの意思疎通に役立てる支援ボード=県警本部

 トラブルに見舞われた外国人旅行者や知的障害者らとのやりとりを手助けする「コミュニケーション支援ボード」861枚が、明治安田こころの健康財団(東京)から徳島県警に寄贈された。「救急車を呼んで」などの要望事項を6カ国語で表記し、分かりやすいイラストを添えている。交番に置いたり警察官が持ち歩いたりして、円滑な意思疎通に活用する。

 ボードは、署や交番などに備えるA3判184枚、パトカーに乗せておくA4判127枚、警察官が持ち歩くポケット版550枚の3種類。

 「電話してほしい」「気分が悪い」などの表現を日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語で記している。「交通事故に遭った」なら車と人がぶつかる絵が描かれており、字が読めなくても指さして意思を伝えることができる。

 県警生活安全部の久次米昌弘部長は「県内全ての署や交番、地域を巡回するパトカーなどに常備して、有効に活用したい」と話している。

 財団は障害者らのコミュニケーションを支援するため、ボードを開発。2008年に4カ国語表記のボードを作って全国の警察に寄贈した。その後、訪日外国人が増えていることから、ポルトガル語とスペイン語を加え、方角や落とし物に関する項目を充実させた改訂版を作り、全国の警察に贈っている。