所信表明する遠藤市長=午前11時45分、徳島市議会議場

 徳島市の遠藤彰良市長は、6日に開会した市議会6月定例会で所信表明し、市政運営の基本姿勢について「市民目線で、市民が主役の、市民のためのまちづくりを進める」と述べ、市政への市民参加の促進、県や近隣市町村との連携強化などを図っていく考えを示した。新町西地区再開発事業は白紙撤回する方針を強調し、音楽・芸術ホールの整備に関しては「市文化センターのリニューアルも選択肢の一つとして、早急に結論を出す」とした。

 遠藤市長は再開発事業について「先の市長選で白紙撤回することを市民に約束して当選させてもらった。『(事業主体の再開発組合から)音楽・芸術ホールは買い取らない』『補助金は支出しない』ことにより、事業計画から撤退する」と述べた。その上で、音楽・芸術ホールの整備は、市文化センターのリニューアルも視野に入れ、早急に方向性を決めるとした。

 再開発事業と一体的に進められてきた「川の駅ネットワーク構想」は「市街地のまちづくりの方向性を検討する中で再考する」とし、構想の中身を再検討する意向を明らかにした。

 ごみ処理施設整備については「まずは周辺自治体との協議の場を設けたい」と、単独整備から広域整備へ転換する考えを示した。県やJR四国と進める鉄道高架事業は「県市協調の下、課題解決を図るため、関係者で協議を進めたい」とした。

 中核市への移行に関しては「保健所の設置をはじめ、行財政面においてクリアすべき課題がある。調査、研究を十分に行った上で進めていく」と述べ、移行時期などには言及しなかった。

 他の重点施策には、幼稚園と小中学校へのエアコン設置や女性の活躍支援、防災対策などを挙げた。