ドローン教習所が開設される旧桜谷小学校=那賀町水崎

 小型無人機ドローンを生かした地域づくりが進む那賀町に、ドローンの操縦方法や安全管理について学べるスクールができた。四国で初めてで、普及が進むドローンの操縦技術の向上や安全確保を目指して民間団体が開設した。21日から同町阿井の旧阿井小で初回講座を行う。夏以降は3月末で休校した同町水崎の桜谷小を会場とする予定で、ドローン普及に取り組む町は同校を無償で貸し出し、運営を支援する。

 ドローンの操縦に公的な免許や資格は必要ないが、操縦のノウハウなどを身に付けたいというニーズは高まっている。このため、ドローンを利用する建設、測量などの企業でつくる一般社団法人UAS多用推進技術会(兵庫県明石市)の徳島支部(阿南市)が多くの人に学んでもらえる態勢を整えようと開設した。

 初回講座は21日から4日間の日程。操縦技術や整備点検について学ぶ「操縦技能スクール」と、コース設定などの技能を習得する「安全運航管理者スクール」を行い、10人の定員は那賀町職員や企業の社員らで埋まっている。以降は受講希望に応じて日程調整した上で開く。

 スクールの会場に想定している旧桜谷小は閉校手続きに伴って8月以降でないと使用できない見通し。それまでは町内の他の施設を会場にする。

 測量や工事に活用する建設業界向けの講座も用意している。団体(5人以上)で申し込む場合は板野町犬伏の徳島スポーツビレッジでも受講できる。

 受講料は1人20万円(初回に限り15万円)。修了者には、技術会が加盟する一般社団法人日本UAS産業振興協議会(東京)から、十分な技能を身に付けたことを示す証明書が交付される。

 このほか、操縦を体験してみたいといった個人向けに「日帰り講習」などの実施も検討している。

 技術会は2015年12月に発足。徳島支部は3社で構成し、那賀町のPRドラマ撮影などに協力してきた。

 町は「受講した人たちに自然豊かな町の魅力も知ってもらえれば」と期待を寄せている。