国土交通省は7日、暫定的に2車線(片側1車線)で整備されている徳島自動車道の一部で試験的に車線を増やすと発表した。一部道路を拡幅したり、路肩を利用するなどして増設する車線を確保する。渋滞解消や事故防止効果を検証し、安全性や走行性の確保などサービス向上につなげる。増設時期は未定。

 国交省によると、徳島道の2013~15年の1日当たりの平均交通量は5300~1万100台。周辺の4車線区間と比べ、走行車両の速度が25%以上落ちる区間の割合が全体の40%に上り、渋滞は年平均7回発生している。

 車線増設はこうした状況を改善するための試験で、今後徳島インターチェンジ(IC)-川之江東ジャンクション(JCT)間で増設する区間や場所を決める。

 今回の試験的な車線増設は渋滞頻度などを基に全国の路線から選定しており、徳島道以外では、東海北陸自動車道(飛騨清見IC-小矢部砺波JCT)、岡山米子道(賀陽IC|北房JCT、蒜山IC-米子IC)、松山道(松山IC-大洲IC)の3路線4区間が対象となっている。

 暫定的に2車線で整備されている区間は、全国の高速道の約3割に当たる2537キロ。正面衝突が発生しやすく、死亡事故の発生率が4車線以上の区間の約2倍となっている。