農薬散布を想定したドローンの実演会=阿南市那賀川町八幡

 農業用に開発された小型無人機ドローンの実演会が、徳島市と阿南市であり、生産者が性能を確認した。販売する農機具販売会社「四国クボタ」(高松市)が地元の生産者らと共同で四国各地で開いている。

 徳島市では川内町富久のレンコン畑であり、生産者ら22人が参加。四国クボタの社員が水3リットルを搭載したドローンを操縦し、約2メートルの高さから約1500平方メートルの畑に散布していった。近くでレンコンを栽培する田村彰彦さん(39)は「音も静かで操縦も簡単そう」と話した。

 阿南市では、県内で薬草ミシマサイコなどの栽培を推奨する団体「みのりの森」(同市熊谷町)と共に開き、同市那賀川町八幡のミシマサイコ畑で行われた。生産者ら約50人が見学する中、ドローンを同社の社員が操作し、農薬散布を想定して10アールの畑に水3リットルをまいた。生産者の延俊男さん(77)=同市那賀川町原=は「あっという間に散布作業が終わって驚いた」と述べた。

 このドローンは農業機械メーカーの丸山製作所(東京)と無線操縦装置などを製造するエンルート(埼玉)が開発。国内で初めて、農林水産省の外郭団体「農林水産航空協会」から安全基準に関する性能認定を受けた。