給食に出されたニンジンうどんを頬張る中学生=板野町大寺の板野中

 板野町大寺のうどん店「丸池製麺所」が、ニンジンの成分を含んだニンジンうどんを開発した。町産農産物の消費拡大を図る女性グループ「町ふるさと味づくり研究会」がニンジンの規格外品の活用策として発案した。町内小中学校の給食に提供するほか、手土産品での販売を目指す。

 小麦粉と塩水に、研究会が製造したニンジンペーストを混ぜて作った。麺は赤みがかり、ほのかにニンジンの甘味もする。

 経営者の山本将弘さん(38)=大寺=らがニンジンペーストの量や生地を寝かせる時間などを試行錯誤し、板野中学校の生徒らにも試食してもらって作り上げた。

 味づくり研究会が、製品化を町産業課に提案。同課が希望業者を募集したところ、丸池製麺所が名乗り出た。開発には地方創生交付金80万円を活用した。

 5月30日には、板野中学校の給食に提供され、初めて披露された。2年生の石井杏拓さん(14)は「普通のうどんと同じ味だが、少し甘くて、おいしい」と話した。町学校給食センターは、今後も継続して給食に提供する方針だ。

 山本さんは「他の農産物を使った麺の開発も考えたい」と話している。