勝浦町坂本の国登録有形文化財「森本家住宅」で和菓子作りなどを体験する催し「山茶会」があり、町内外の21人が楽しんだ。
新緑に囲まれた築114年になる住宅の離れを会場に、地元の和菓子職人瀧口明洋さん(23)=同町中角=が練り切りの作り方を指導した。
白あんの伸ばし方やへらの使い方を教わった参加者は、慣れない作業に苦戦しながら葉っぱなどの形に仕上げた。入れたてのコーヒーを味わいながら自作の練り切りを頬張ると、満足そうな表情を浮かべていた。
阿南市橘町鵠の主婦岡部三都子さん(73)は「練り切りを成形するのは難しかったが、とても楽しかった。落ち着いた雰囲気の中でいただく練り切りとコーヒーは最高」と満喫していた。