一本橋で優勝した米澤さん(左)とコーススラロームで優勝した新井さん=徳島市の徳島中央自動車教習所

 教習指導員が運転技術を競う全国自動車教習所教習指導員安全運転競技大会で、徳島中央自動車教習所(徳島市)の技能検定員米澤健二さん(40)=北島町江尻=が大型二輪部門のバランス保持技術を競う「一本橋」、同教習所の教習指導員新井啓介さん(31)=徳島市南昭和町5=が四輪部門の「コーススラローム」でそれぞれ優勝した。両種目での四国勢の優勝は初めて。

 大会は2、3の両日に三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキット交通教育センターであり、全国の教習所から大型二輪部門に24人、四輪部門に64人が参加した。それぞれコーススラロームやブレーキングなどの4種目が実施された。

 一本橋は、幅30センチ、高さ5センチの鉄製の橋上を落輪や足つきをせずに低速で走り、その時間の長さを競う。予選は15メートル、決勝は5メートルの距離で行い、米澤さんはハンドルを巧みに操って2位とは1秒差の46秒で接戦を制した。

 コーススラロームはS字や急カーブが多数設けられた道幅の狭いコースを走り、タイムの速さと運転の正確性を競う。新井さんはコース上に置かれたパイロンに触れたり、白線を越えたりすることなく、1分4秒で完走して優勝した。

 2人は全国の指導員らと競うことで運転技術や指導力の向上を図ろうと出場を志願した。4回目の出場となった米澤さんは1年半前から、初出場の新井さんは今年2月から週4~6日のペースで勤務前の早朝に30分ほど練習を重ねた。

 2人は「練習の成果が出せてうれしい。優勝した技術を教習生に伝え、安全運転につなげてもらいたい」と話した。

 大会は本田技研工業が2001年から毎年開き、今回で16回目。徳島県からは3部門に7人が出場した。