台風21号の強風でも落ちなかった「合格間違い梨」=鳴門市大津町のフルーツガーデンやまがた

 鳴門市大津町大代の農園フルーツガーデンやまがたが、台風21号の強風で落果しなかったナシを「合格間違い梨」と名付けて直売所などで販売している。

 重さ1・2キロ以上の「新高(にいたか)」1個と合格祈願で知られるお松大権現(阿南市)のお守りをセットにし、だるまを描いた18センチ四方の化粧箱に詰めている。

 やまがたでは、新高を栽培している25アールの畑で、2割に当たる約1500個が落果した。4年前に同様の被害に遭った際、強風に耐えた実を受験生向けに売り出したところ好評だったため、今回も企画した。山形文吾社長は「ビニールハウスが壊れるほどの風にも耐えたナシ。落ちない力をお裾分けしたい」と話している。

 約30セット限定で、価格は御利益の語呂合わせで5089円(税別)。送料無料。問い合わせはやまがた<電088(685)4721>。