昔ながらの風情を醸し出す水車=小松島市田浦町西原

 小松島市田浦町西原の用水路で、住民が手作りした水車がぎしぎしと音を立てながら水をくみ上げ、昔ながらの風情を醸し出している。

 住民でつくる西原環境保全会が2004年、かつての田園風景を取り戻そうと竹や木材を使って水車を製作。勝浦川を水源とする田浦用水に直径2メートル前後の水車4基を設置した。今季は5月下旬に水をくむ缶などを交換した後、休むことなく回り続け、約10アールの田んぼを潤している。

 水車周辺は夜になるとホタルが飛び交い、幻想的な風景が楽しめるという。同保全会の北野政美代表(81)は「水車は電気も燃料も要らない先人の知恵の結晶。用水にはナマズなど生き物もたくさんいるのでぜひ見に来て」と話している。