聴覚障害者の福祉向上に向けた大会決議を採択した全国大会=徳島市のアスティとくしま

 聴覚障害者の社会的地位や福祉の向上を目指す「第64回全国ろうあ者大会」(全日本ろうあ連盟主催)の式典が12日、徳島市のアスティとくしまで開かれた。全国から約2200人が参加。自治体に対して手話での情報提供を求める決議などを採択した。

 連盟の石野富志三郎理事長が「災害時に真っ先に被害を受けるのは障害者や高齢者。誰も取り残されない社会の実現を目指そう」とあいさつ。大会決議として▽手話を言語として認め、自治体に手話での情報提供を義務付ける「手話言語法」の法制化を実現する▽東日本大震災の被災地支援と防災体制の強化を図る▽ろう児が手話による教育を受ける権利の保障を求める-など10項目を採択した。

 式典に先立ち、8日から市内で研究分科会や交流会があった。