日本サッカー協会は14日、原則23歳以下で争うリオデジャネイロ五輪に出場する男子の日本代表で、3人まで認められる24歳以上のオーバーエージ(OA)枠に、小松島市出身でサンフレッチェ広島の塩谷司選手(27)=徳島商高-国士舘大出=が決まったと発表した。県人選手のサッカーでの五輪出場は初めて。
塩谷選手は攻撃力のあるDFで、日本代表では通算2試合出場している。徳島商高、国士舘大を経て2011年にJ2水戸に入団し、12年8月にJ1広島に移籍した。
OA枠には藤春広輝選手(G大阪)も選ばれた。
リオ五輪の県関係選手はライフル射撃の山下敏和選手(39)=自衛隊、小松島高-中大出=と女子マラソンの伊藤舞選手(32)=大塚製薬=、バドミントン女子ダブルスの松友美佐紀選手(24)=日本ユニシス、徳島中-聖ウルスラ学院英智高出=が出場を決めている。
しおたに・つかさ 1988年、小松島市生まれ。徳島商高時代に全国選手権に2度出場し、国士舘大では4年時の全日本大学トーナメントで3位。2011年にJ2水戸に入団し、12年8月にJ1広島に移籍した。13年はリーグ全34試合に先発し2連覇に貢献。14年10月のジャマイカ戦で国際Aマッチにデビューを果たした。182センチ、80キロ。