棋聖と合わせ二冠となった豊島将之新王位=東京都千代田区都市センターホテル

 将棋の第59期王位戦7番勝負(徳島新聞社など主催)の第7局は27日、東京都千代田区の都市センターホテルで指し継がれ、午後4時26分、先手番の豊島将之棋聖(28)が127手で菅井竜也王位(26)を下し、対戦成績4勝3敗で初の王位を奪い、棋聖と合わせて二冠となった。持ち時間各8時間のうち、残りは豊島53分、菅井2時間2分。

 初の平成生まれ同士のタイトル戦として注目された今期。先手番が全て勝利し、交互に星を重ねる大接戦を豊島が制した。7月以降、八大タイトルを8人が分け合う状態が続いていたが、豊島が唯一の二冠となった。菅井前王位は初防衛を逃した。