徳島用と高知用で使い分けている参院選立候補予定者3人のリーフレットやビラ

 22日公示、7月10日投開票の参院選「徳島・高知」選挙区の立候補予定者3人が、有権者に配るリーフレットや政策ビラを徳島用と高知用に2種類作り、両県の有権者それぞれにアピールできるよう使い分けている。記した政策はもちろん共通だが、掲載写真の風景や立候補予定者のポーズを変えるなど特色を持たせ、効果的に浸透させることを狙っている。

 自民党現職の中西祐介さん(36)の後援会が制作したリーフレットの写真は、徳島版が上空から徳島県内を捉えた航空写真なのに対し、高知版は地元を代表する景勝地・桂浜を掲載した。中西さんが高知選出の国会議員ら5人と並び、手を合わせた一コマも載せている。

 前回、徳島選挙区から出馬した中西さんは「高知では新人と同じ。地元の有権者に身近に感じてもらえる内容にした」と話す。

 民進、共産、社民各党推薦の無所属新人大西聡さん(53)の陣営が用意した政策ビラは、高知版が坂本龍馬のイメージを持たせることを狙い、腕組みをした大西さんの写真を使った。一方で徳島版は、腕組みだと威圧感を与えるかもしれないと考え、にこやかな表情で胸から上を写した1枚にした。

 幸福実現党新人の福山正敏さん(45)の後援会のリーフレットは、徳島版が特産のスダチの写真を載せ、高知版には名物のカツオのイラストを描いた。

 両県の党本部副代表を務める福山さんは、名刺も「徳島県本部副代表」「高知県本部副代表」と書かれた2種類を両県で配り分けている。徳島市出身の福山さんは「なじみの薄い高知ではあいさつの際に土佐弁を使うこともある」と言う。

 3人とも、ビラなどに記す選挙区名は、徳島では「徳島・高知」、高知では「高知・徳島」と入れ替えている。