新登場した「天空ノ山茶」の50グラム袋(右下)。7月からはお中元などに適した箱入りも発売される

 三好市の大歩危、祖谷両地区に自生する「山茶」を商品化した「天空ノ山茶」に、気軽に購入しやすいよう従来よりも少量・安価にした50グラム入りが登場した。7月からは、お中元などの贈答用に適した箱詰めでの発売も予定しており、販路拡大を目指している。

 山茶は、標高の高い山間地の斜面に自生する在来種の茶の総称。地元特産品のPRに官民で取り組む三好ブランド構築委員会が2014年、生産農家と協力してインターネットや道の駅、食品店などで売り出した。

 今季は5月に茶葉140キロを収穫・加工。これまでは1袋80グラム入りを1620円で販売していたが、「土産やお試し用として、手に取りやすくなれば」と50グラム入り850円の商品を追加し、6月から販売を始めた。道の駅にしいや(同市西祖谷山村)では、この50グラム入りが観光客らに好評という。

 また7月からは、10グラムに小分けして5袋を箱詰めした贈答向け商品を、1080円でネット販売する。

 山茶の売れ行きは14年のブランド化以降、好調に推移している。発売初年は農家1戸から調達した茶葉43キロをネット販売し、数日で完売した。15年は調達先を3戸に増やし約3倍の145キロを確保。ネットに加え、徳島市などの店舗で販売し、製菓材料として県内外の飲食店に卸したことで、翌年1月までにほぼ売り切れた。

 ブランド構築委は「だんだんと人気が高まってきたのを感じている。三好市の土産物として定着させたい」としている。