サッカーJ2リーグ8位の徳島ヴォルティスは30日午後4時から、鳴門ポカリスエットスタジアムで12位のヴァンフォーレ甲府と対戦する。前節はアウェーで町田と引き分け、連勝が4で止まった徳島だが、ホームでは8連勝と記録を更新中。しっかり勝って再び上昇気流に乗りたい。
町田戦は相手のプレスに押し込まれ、5試合ぶりに先制を許した。だが、ミドルシュート一発の最少失点でしのいだことで後半に追いつき、貴重な勝ち点1を得た。ロドリゲス監督は「やりたかったことが全部できたわけでないが、守りは良かった」と評価した。
甲府戦のポイントも守備になりそうだ。特に甲府の小塚ら3トップはいずれも「1人で試合を決める力がある」(ロドリゲス監督)。町田戦で約半年ぶりに先発復帰したDFキムは、甲府のブラジル人FWバホスを念頭に「町田戦よりもっと堅く守らないといけない」と表情を引き締める。
試合間隔が長い今週は月、木曜の2日をオフにし、心身両面をリフレッシュ。28日はパス回しのほか、一部練習を非公開にしてセットプレーの動き方などを再確認した。
今季はホーム戦の戦績が好調な徳島。前々節の岐阜戦の勝利で、ホーム戦の白星は最多だった2009年とJ1昇格を決めた13年の11個に並んだ。甲府戦でホーム勝利数を塗り替え、昇格プレーオフ圏の6位入りを果たせるか。勝ち点差はわずか3に迫っている。