岡連長(手前右)と一緒に踊りを楽しむ市民ら=スペイン・バルセロナ(県阿波踊り協会提供)

 徳島県阿波踊り協会の合同連が、スペイン・バルセロナで開かれた日本の伝統文化を紹介するイベントに出演し、華麗な乱舞で市民や観光客を魅了した。協会の連が同国で公演するのは初めて。

 娯茶平と殿様、蜂須賀、藝茶楽、独楽、まんじ、都の7連から有志20人が参加。11、12の両日、沿岸部のラ・バルセロネータ地区の特設会場で1日3回、30分間の公演を行った。

 メンバーは豪快な男踊りと、優美で息の合った女踊りを披露。娯茶平の岡秀昭連長によると、数千人が集まった会場では熱狂的な声援が沸き起こり、最後は観客も次々と輪踊りに加わった。岡連長は「情熱と太陽の国と呼ばれるだけあって、身も心も阿波踊りを楽しんでくれた」と満足そうだった。

 イベントは「Matsuri」という名称で、同国在住の邦人らが日本の夏祭りの風情を楽しむため、4年前から開いている。阿波踊りのほか、和太鼓演奏や墨絵のデモンストレーション、日本食の屋台などもあり、観光客にも人気だ。

 県阿波踊り協会の公演は、イベントの実行委員長と知り合いの東京の不動産会社社長が、岡連長に依頼した。岡連長は来年以降の出演も打診されており「両国の友好に貢献するためにも、前向きに検討したい」と話した。